ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ〈1〉
ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ〈1〉


“「変わりたいと思っている自分も、変われないでいる自分も、これから変わっていくかもしれない自分もすべて自分なんだと思った、それが本当の自分だと。自分は自分でいればいいんだって、わかったの。それまでは、自分は自分でしかないのに、違うものを求めていたことに初めて気がついたの。」
 とても穏やかそうにそう言った。
――”『ASIAN JAPANESE』のあとがきより抜粋
ジャンル:文庫(ノンフィクション)
評価:☆☆☆☆
旅に出ることは、自分を考える時間を得るということだ。特に一人旅はその傾向が強い。そんなこと考えたくないと思っていても、それは、夜の眠りに就くまでの時間や、移動の際のバス、電車、飛行機の中でいつの間にか思考に入り込んでくる。
この本に書かれている日本人たちも、アジアに旅に出て、それぞれ自分の人生について思考している。その考え方が、驚くほど深い。自分と同じ20代前半の人たちでさえ、一種の悟りを開いたかのような、人生の最後にポツリと零すような言葉を呟いている。

この本の面白い所は、著者が旅でであった人たちに、数年後に再会してその模様も収められている所にある。旅が終われば何か答えが出ると思っていた若者は、でも、旅を終えて日本に帰ってきても、まだ答えを見つけられていないようだった。きっと、その答えは、一生をかけてゆっくりと見つけていくものであるに違いない。

著者は述べている。旅は人生と限りなく等しいと。ただ、その期間の長さが違うだけで、旅は人生の縮小版になりえるのだろう。

この本を読んで無性にアジアを旅したくなった。
2006.04.05 Wed l 旅行記 l COM(0) TB(1) l top ▲
一人旅よくばりヨーロッパ―ケチケチ旅行王の「とっておき情報」と「泣き笑い体験」!
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ジャンル:ヨーロッパ一人旅について(文庫本)
評価:☆☆

1章の著者のヨーロッパでの印象を綴った部分だが、正直、必要ないように感じた。この部分は、著者の考えが前面に出ていて、それについていける人じゃないと、読むのが苦痛だろう・・・ステレオタイプ的な記述も少し気になった。10カ国に絞ってはあるが、それでも多い。ページの関係もあるのだろうが、ものすごく中途半端な感じは否めない。
それに比べて、2章は、旅行気風になっているので読み易い。実際にヨーロッパをユーレイルパス(ヨーロッパの主要国の列車に乗車可能のパス)を使って著者が旅しているので、今後、このパスを利用する人は読むと為になると思う。
第3章は一人旅をする際の安全マニュアルということで、漠然と一人旅をしてみたいと考えている人には、最適だ。本がヨーロッパに限定してあるので、ヨーロッパを一人旅する事を前提に書かれているが、他国でも、基本的な部分はほとんど同じなので、参考になると思う。


2005.08.29 Mon l 旅行記 l COM(0) TB(0) l top ▲