こんなに長い幸福の不在

“きっともうすぐに、たのしい たのしい しあわせが
やってくるにちがいない。
だって、こんなにも長い幸福の不在――”『こんなにも長い幸福の不在』より抜粋
ジャンル:文庫(小説)
評価:☆☆☆
これは小説というより、詩集に近い。著者自身が、「ゆううつで暗い気分の時を選んで書いた」というこの本を読んで、でも何故か気持ちがふっと軽くなった。それはこの本の言葉たちが、この著者が生きることを諦めていないからだと思う。本当に生きることに真摯になれば、そこには長く深い幸福の不在期間が存在するはずで、それでも、「たのしい しあわせ」がやってくると信じて生きていく。その純粋で前向きな思いは、またいつか出会う幸福に繋がっていくに違いない。
少し話は外れるが、読んでいて気になったこと。字の下手さ。この本は、手書き風の字体だが、この字がお世辞にもきれいとは言えない。そこが素朴な感じで良いというのならそれまでだけれど、少し違和感が残った。著者自身が書いたのだろうか・・・。この著者の本を読むのはこの本が初めてだが、他の本もこの形式を取っているのだろうか・・・。
特別何かとてもすごい言葉が書かれてあるわけじゃない。「僕はこんな風に思うことがあるよ。」という何気なく当たり前なこと(でもそれはしばしば忘れられてしまう)が書かれていて、それらは決して押し付けがましくない。だから読者はそれぞれに、気に入った文章やページを見つけて、それを気分が落ち込んだ時に読み返せばいい。本当に気軽に読める本・・・というより詩集。

“きっともうすぐに、たのしい たのしい しあわせが
やってくるにちがいない。
だって、こんなにも長い幸福の不在――”『こんなにも長い幸福の不在』より抜粋
ジャンル:文庫(小説)
評価:☆☆☆
これは小説というより、詩集に近い。著者自身が、「ゆううつで暗い気分の時を選んで書いた」というこの本を読んで、でも何故か気持ちがふっと軽くなった。それはこの本の言葉たちが、この著者が生きることを諦めていないからだと思う。本当に生きることに真摯になれば、そこには長く深い幸福の不在期間が存在するはずで、それでも、「たのしい しあわせ」がやってくると信じて生きていく。その純粋で前向きな思いは、またいつか出会う幸福に繋がっていくに違いない。
少し話は外れるが、読んでいて気になったこと。字の下手さ。この本は、手書き風の字体だが、この字がお世辞にもきれいとは言えない。そこが素朴な感じで良いというのならそれまでだけれど、少し違和感が残った。著者自身が書いたのだろうか・・・。この著者の本を読むのはこの本が初めてだが、他の本もこの形式を取っているのだろうか・・・。
特別何かとてもすごい言葉が書かれてあるわけじゃない。「僕はこんな風に思うことがあるよ。」という何気なく当たり前なこと(でもそれはしばしば忘れられてしまう)が書かれていて、それらは決して押し付けがましくない。だから読者はそれぞれに、気に入った文章やページを見つけて、それを気分が落ち込んだ時に読み返せばいい。本当に気軽に読める本・・・というより詩集。

