昔から自分の存在が分からなかった。何故こんなにも苦しまなければいけないのか、何故上手く喋れないのか、何故生きなければいけないのか・・・ずっと考えていた。いや、実は考えていたと思っただけで実の所、ちっとも考えていなかったかもしれない。どちらにしても、自分は、いつの間にか考える事を放棄した。いくら考えても答えは出ないのだから、考える事を放棄してしまったのだ。これで良いんだ・・・と思いながら、何かが違っている・・・と思っていた。それがこの本を読んで、分かったような気がする。この本の中で、『「なぜ生きるのか?」という問いに対して、「それを知るために生きるのだ」という回答が、いちばん優れているようにぼくは思う。』とあった。考える事を放棄したと言う事は死ぬ事と同義だった。そんな単純な事さえ自分は忘れていた。年を取る事は醜くなること・・・とも書かれていた。余計なものを背負って、社会に適応して・・・。そんな生活に・・・大人になってしまったような自分がどうしようもない愚か者に思えた。他にもこの本には、学ぶ事がたくさんあった。ありすぎた。何より、生きる事は常に考える事だという当たり前のことに気付かせてくれた。これほど心に深く語りかけてくれた本を他に知らない。この本と出会わせてくれたことに感謝したい。
自分が弱いと思っている全ての人へ
この世界が生きにくいと感じている全ての人へ
優しくてそれゆえに傷付いてしまう全ての人へ
何も言わずにこの本を心から薦めたい。
ただし、本当に以上の事が当てはまる人でないと、
この本はきっと理解できないだろうから、
それ以外の方にはお勧めしない(おぃ)。




